針穴日記

見たり聞いたり思ったりしたことなどをちらほらと。

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志村立美

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横浜のクリエイティブシティ・センターというところで『志村立美 美人画展』というのをやっていたので見る。
原画ではなく、最近増えてきているジークレー版画の展示だった。販売もしている模様。

24枚(ぐらい)の美人画の中には、和服のものだけではなく、インドネシアの女性を描いた晩年の作品などもあった。

しかし艶っぽいいい女が勢ぞろい。思わず、姐さん粋だねぇと言いたくなるような絵だ。

会場内には志村立美の描いた美空ひばりのレコードジャケットや「丹下左膳」などの小説の挿絵のカラーコピーも参考程度に貼りだされていたが(コピーじゃなくて普通のプリンタ出力かもしれない)こういったものは原画で見てみたいものだ。
弥生美術館でいつかまた企画展をやってくれるのを待つしかないかな。

入場料300円で、入場券替わりに好きなポストカード(200円で販売しているもの)を一枚貰えた。↓
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  1. 2009/10/28(水) 21:14:29|
  2. 展覧会/博物館
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口琴

横浜は日本大通りのユーラシア文化館に寄る。
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『ユーラシア3000年 海と陸のシルクロード』と題した企画展を見に行ったのだけれど、こんなタイトルのわりには展示の規模が小さくて、ちょっとものたりなさを感じた。

それとは別に、通常展示室でやっていた『口琴の広がり』と題した企画展示のほうに興味をひかれる。

口琴というと西部劇などで見かける口にくわえてビョ~ンビィ~ンビョ~ンと弾いているアレというイメージしかなかった。
世界中に分布している楽器なのだそうだ。
ためしにYouTubeで“Jew's Harp”で検索すると大量に動画が出てくる。
日本ではこれが江戸時代に大流行したんだとか。

この企画展で世界各地の口琴がずらりと集まった様は圧巻。
金属以外にも竹製や木製のもの、形もいろいろなものがある。
それらを収めるためのケースにも凝ったものが多かった。
中でも外皮がついたままの樹木を二つに輪切りにしたものを合わせ、中に口琴が収まるように窪みを掘ってあるものなどは、思わず欲しくなってしまう逸品。
じつは遅い時間に入ったため、閉館時間が迫ってしまい、大慌てで見て回るはめに。ゆっくり見ることができなかったのが残念。

口琴といえばエンニオ・モリコーネの『夕陽のガンマン』のテーマが超有名。

  1. 2009/10/21(水) 23:07:13|
  2. 展覧会/博物館
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エッシャー展

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兄が横浜の病院に入院しているので、見舞いに行ったついでにそごう美術館で開催中の『エッシャー展』を見てきた。
ここでは4年くらい前にもエッシャー展をやっていたらしく、そのせいか、あるいは夜6時過ぎだったからか、会場内は人がまばらだった。

エッシャーというと騙し絵で有名だけれど、今回の展示は視覚トリックを作りだす前の若いころの作品も多く、自画像や風景、動植物の版画などもある。個人的にリアルにスカラベを描いたものが興味深かった。
エッシャーはアルハンブラ宮殿を訪れた際に、モザイク模様に大きく影響を受けて作風が変わり、数学的なパズルのような作品を研究していったそうなのだが、そういった画家の足跡をたどることができる展示だった。
作品のサイズはさまざまなのだけれど、中には意外に小さいものもあり、その細かい作業に驚かされる。
紙に碁盤の目が残ったままの習作の原画もあって、これもなまなましくて面白かった。

最後のほうにエッシャーを紹介する動画を見せるコーナーがある。時間は13分ほど。その中で版画製作中の彼を撮影した貴重な映像を見ることができる。

1970年代の少年マガジンの表紙に、立て続けにエッシャーの絵が使われたことがあるのだが、今回その少年マガジンも会場に展示されていた。子供のときにしげしげと穴の開くほど見つめた記憶がよみがえってきた。思えば当時の少年マガジンは横尾忠則を使ったり、マグリットを紹介したりと、いろいろ実験的なことをしていたなあ。
  1. 2009/10/13(火) 23:35:42|
  2. 展覧会/博物館
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古代カルタゴとローマ展

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大丸ミュージアム・東京店で開催中の『チュニジア世界遺産 古代カルタゴとローマ展 ~きらめく地中海文明の至宝~』へ。
ここは初めて行ったけれど、大丸百貨店の10階にあり、東京駅から直接アクセスできるので便利だ。
入館料も1000円とお手ごろなのもいい。
ただ、開催期間が10月3日から25日までと、かなり短い。

会場は二部構成になっていて、前半はポエニ時代の遺物の紹介、途中からはローマの属州として再建されたカルタゴの遺物の数々を見ることができる。

展示品はわりとむき出しのものが多かったため、人が少ないのをいいことに、なめるように見ることができた。それこそ匂いを嗅いだりもできた。ちょっとアブナイ人に見えたはずだ。

特別出展の、ハンニバルの軍と関係があるかもしれないという鎧が興味深かった。青銅製の胸あてと背あてがセットになっているもので、カルタゴ関連の本で紹介されているのを見たことがあったが、実物を目の前にするとやはりドキドキする。
ハンニバルとの関係はじっさいはどうだかわからないけれど、この手のものは空想する楽しみがある。

会場の途中で、フェニキア人が地中海で船をどれほど巧みに操っていたかを説明するCG映像が流れているのだが、これは音がまったくないのと、画面の進行がゆっくりしているせいで、あまり足を止めて見ている人はいなかった。スクリーンの手前に置いてあった円形の軍港の模型はよくできていたと思う。

ここまではわりあいこじんまりとした印象だったけど、後半は大きなモザイク画がずらりと並んでいて圧巻。
中でも3世紀末の床モザイクで、狩りの様子を描いた物語性のある連作風の絵が特におもしろかった。
馬に乗った人々がグレーハウンドをひきつれてウサギ狩りをしている場面なのだが、逃げるウサギ、落馬する男、あわてる従者などが画面せましと動き回る。犬に捕まって血を流すウサギが描かれ、最後は猟からの帰路の場面になる。これらがどう配置されていたかはわからないが、4画面を全部つなげると8メートル近くなる。

じつは地中海の島々を描いた特大のモザイクが六本木のテレビ朝日で展示されている。これは5メートル四方もある巨大なものなので、デパートの展示室には入りきらないのだろう。
こちらは会期中無料で公開しているそうだ。

図録は2千円。解説がけっこう充実していた。

…そういえば
もうずいぶん前にヴィン・ディーゼルがハンニバルの映画をやるって話があった。あれはどうなったんだろうと思って調べてみたら、「Hannibal the Conqueror」というタイトルで制作進行中(?)らしい。
まだポシャってはいないようだけど、どうなることか。
  1. 2009/10/07(水) 23:19:09|
  2. 展覧会/博物館
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古代ローマ帝国の遺産

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国立西洋美術館で『古代ローマ帝国の遺産 栄光のローマと悲劇の街ポンペイ』を見る。

3年くらい前にも『ポンペイの輝き』という巡回展があったけれど、それに比べると全体の構成がちょっと散漫な印象がある。(そういえばメナンドロスの家の「アポロ像」はそのときにも来ていたっけ)

とはいえ、壁画や彫像など、ずいぶんみごたえのあるものが多く、かなり楽しめた。

数年前に東大の調査団が発掘した『豹を抱くデュオニュソス』像や『ペプロスを着た女性』像は興味深かったし、座った状態で2メートルを超えるアウグストゥスの座像なんかはド迫力。

さらに「黄金の腕輪の家」と呼ばれる邸宅からの2~3メートルある壁に描かれたフレスコ画は、当時の邸の雰囲気がよく伝わるものだったし、アーチ型の噴水の周囲を飾る貝殻やモザイクも生々しいイメージだった。これらは展示のための運搬がなかなか大変そうだ。

おまけとして青銅の『アレッツォのミネルウァ』が特別出展されている。これは以前修復した部分がまちがっていたことがわかったので、最近修復しなおしたものだそうだ。

最後にポンペイをCGで再現した映像を見せるコーナーがある。
この手のものは最近は3Dメガネの出番が多いが、今回はふつうのCG映像。
立体視などせずとも、復元CGがうまくできていたら充分たのしめることを証明してくれた。
ただ、この映像が15分くらいある。どのくらいの長さなのかを知らずに見ていたので、途中で立っているのがしんどくなった。なにしろ椅子が12人分しかないのだ。これはなんとかしてほしい。

来年3月から横浜で『ポンペイ展』がはじまるので、そちらも期待したい。
  1. 2009/09/24(木) 23:22:13|
  2. 展覧会/博物館
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聖地チベット

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上野の森美術館で『聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝』を見る。
日本ではなかなか紹介されることの少ないチベット密教の彫像やタンカ(布に描かれた宗教画)が中心の展覧会。

平日の昼だったので、それほど混雑はしていなかった。
展示物123点のうち、36点が日本でいう「国宝」にあたる貴重なものだそうだ。
160センチある『弥勒菩薩立像』などは、ふだんはポタラ宮の鋳造仏像殿に衣をまとった状態で安置されているので、今回のような展覧会でなければ全身を見ることはできないとのこと。
彫像はおだやかな顔のものから忿怒の形相もすさまじいものまで、いろいろと楽しめた。

上のチラシに写っている『十一面千手千眼観音菩薩立像』、これはほんとうに千本の手がある。なんだかものすごいインパクトだった。近くにいた老夫妻が一所懸命に手を数えていたのがほほえましかった。
脚がたくさんあるムカデは漢字で百足と書くけれども、実際に100本あるわけではない。それと同じように千手観音も「たくさん=1,000」なのかと思っていた。どうやら意味があるらしく、ふつうの千手観音は十一面四十二臂、合掌した2本を除いた40本の手で25有界の煩悩を救う(40x25=1.000)ということらしい。

それと、この『カーラチャクラ父母仏立像』がかっこよかった。
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この顔の接近度がものすごい。どこから見てもおもしろい。おもしろいなどと言うと叱られるのかもしれないが、興味が尽きないのは確か。この像もお寺では衣をまとった姿で祀られているんだとか。

全体に非常に刺激的で満足できたけれど、展示物ごとの解説文が貼ってある場所が微妙にバランスが悪い。展示物を眺めていて自然と解説も目に入るようなレイアウトができるように一工夫ほしいところ。

それと、現状のチベットは深刻な問題を抱えているけれど、いつか中国とは関係なく、チベット独自の「チベット展」が開催される日が来るといいなと思った。
  1. 2009/09/24(木) 22:56:34|
  2. 展覧会/博物館
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上村淳之展

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吉祥寺美術館で『上村淳之展 唳禽を描く』を見る。
祖母が美人画で有名な上村松園、父は花鳥画の上村松篁と、三代続く日本画の家系。
戦時中に松園が疎開して、最後まで住んでいた場所にアトリエがあり、そこで263種、1600羽もの鳥を飼育しながら制作しているそうで、これはちょっと驚いた。有名な動物園よりもずっと充実しているんじゃないのかな。

展覧会は初期のものから今年制作されたものまで、四季を追うように26点が並び、その他、素描が2点、使用した筆などの道具も展示されている。
同じ花鳥画といっても、父親の上村松篁とは違う空気の絵だった。

会場には国立科学博物館から借り出した鳥の剥製が10体ほど参考展示されていて、こういうのはなかなか粋な趣向だと思う。

この会場では同時に
『浜口陽三生誕百年 カラーメゾチントの成功』という銅版画の展示と、
『萩原英雄のギリシャ神話』と題した木版画の企画展示も開催中。

こちらは予備知識なしで見たけれど、『ギリシャ神話』は土の香りのする豪胆なイメージの版画にドキドキした。

上村淳之展は9月27日まで。他の2つは11月8日まで開催。

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吉祥寺の帰りに「はらドーナッツ」を買う。
おからと豆乳を使ったやさしい味のドーナツ。

甘いこってり系ドーナツが食べたいときは全然物足りないだろうけど、淡白な味がいいなってときには最高。
きな粉とパイナップル味が気に入った。
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  1. 2009/09/10(木) 22:25:30|
  2. 展覧会/博物館
  3. | コメント:0
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