針穴日記

見たり聞いたり思ったりしたことなどをちらほらと。

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アポカリプト

20070601072825.jpg

メル・ギブソン監督『アポカリプト』のブロガー限定試写会に行ってきました。
28日、半蔵門の東宝東和試写室にて。
じつは先日見た『300』の試写にもまた当たってたんですが、日が重なってしまったので、そちらは断念。運がいいのか悪いのか。

主役のジャガー・パウを演じたルディ・ヤングブラッド、とにかく彼がかっこいい。精悍な顔つきなのに笑顔がやけにやさしいのが印象的。
ロナウジーニョ似。あと、元バービーボーイズのKONTAにもちょっと似てる。

ストーリーを簡単に説明すると、
舞台は中央アメリカ、時代はマヤ文明後期だそうです。(これがどうも腑に落ちないけど、そうらしい)
少数で平和に暮らす主人公ジャガー・パウの村が、マヤの兵士に襲われちゃう。
捕虜になり、いけにえの儀式に駆り出されるジャガー・パウたちだったが、あることがきっかけで命は助かる。
しかし、今度は人間狩りの標的にされることに…

スペイン人侵攻以前の先住民を描いた映画というのは珍しいですね。といっても、これは歴史ものではなく、アクション映画だと思わないと、時代設定のつじつまが合わないところもあるようで。

前半、かなりの時間を使って、ジャガー・パウの平和な村の描写が続きます。ここが案外おもしろい。まったく飽きさせません。映画の前半部分だけをもう一回見たいなあと思ったほど。
適度にユーモアなども交えつつ、観客がキャラクターに存分に思い入れをしたあたりで、急転直下、村の焼き打ちが起こり、容赦なく暴力のまっただなかに。
この襲撃の直前の村の画面が、静かできれいなのが印象に残ります。

マヤの神殿などを再現したセットは、かなりな迫力がありますし、そこに連れていかれるまでの風景、街道の喧騒、生石灰で汚染されつつ労働を強いられる奴隷たちの表情、上流階級の人々の独特な装飾や衣装などが、どれも新鮮でした。それらを延々と見せてくれるので、これから先どうなるんだろうという不安と恐怖を、ジャガー・パウと同化しつつ、観客も味わうことになります。こういう未知のものに対したときの感覚を味わえるのも、物語の魅力のひとつ。
ただし、この映画がそれらをどの程度リアルに再現できているのかは、私にはわかりません。

後半は逃走と追跡のアクションが畳みかけるように続きます。ある場所から一転、主人公が反撃に出るあたりの見せかたもかっこいいし、アイデアもいいのだけれど、個人的にはこの後半部分、どうも今ひとつ乗れませんでした。暴力描写も慣れてくるとそれほどでもないし、もうマヤとかほとんど関係なくて、追ってくる相手がたとえ宇宙人だったとしてもあまり変わりないようだし、あることにより〔体力が万全ではない状態〕になった主人公が、無理をして全力疾走するというのも、いかにもなアクション映画に見えて、ちょっと醒めてしまいました。ただ、それでもまったく退屈させない作りになってるのはさすが。

言語はわざわざマヤ語を使っているんですが、セリフがそんなに多くないので、これは効果的だったように思います。『パッション』のときにアラム語を使ったのと同様で、メル・ギブソンのこだわりがあるんでしょう。しかし主演をはじめとして、主要な役にマヤ族は出演していないので、役者たちはマヤ語を習わなくてはならず、これはちょっと不思議な気もしますね。たとえば古い日本を舞台にした映画を作るときに、わざわざ中国の俳優を使って日本語で演技させるような、そんな違和感があります。

じつは映画のラスト部分に関しては、もう思いっきり突っ込みたくてしょうがないんですが、試写の前に、結末などの詳細は書かないでくださいと言われていたので、今回は書きません。

一般公開は6月16日から。
  1. 2007/06/01(金) 07:22:42|
  2. 映画/テレビ
  3. | コメント:0

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