針穴日記

見たり聞いたり思ったりしたことなどをちらほらと。

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お前らみんなほげたらだ

タイトルはどろろのアニメの主題歌より。

ということで先週、実写映画『どろろ』を見てきました。

よかったところ

・一通りまとまったお話にはなっていた。

・一番の不安要素だった柴咲コウは、見ているうちにすぐに慣れたし、じつは案外よかった。妻夫木聡もけっこう似合っていた。

・中井貴一の醍醐景光、瑛太の多宝丸、杉本哲太の鯖目、土屋アンナの鯖目の奥方などは、見た目が原作そっくりで笑える。

・原田美枝子は熱演。見応えあり。

・百鬼丸の腕の刀のCG合成がうまい。違和感がないというか、見ていて気にならないように作るのが、こういう特殊技術の腕の冴えという気がした。

・ごくふつうの殺陣がかっこよかった。

・ニュージーランドのロケで、きれいな景色が見られる。
百鬼丸が流されてくる川の風景なども、なかなか幻想的で◎。


残念なところ

・ムードが中途半端。PG-12にするんなら、もっと暗くておどろおどろしく作ってくれたらよかった。
原作は40年前の手塚漫画だから、当然ところどころに笑いの要素が入っているけれど、少年サンデー連載当時に夢中で読んでいた子供の目には、魔物退治の部分はかなり怖かったんで。

・魔物の着ぐるみやらCGやらが、ひどく安っぽい。いかにも作り物に見える。
中盤の着ぐるみ怪獣ショーみたいな戦闘場面は、ひょっとしたら懐古趣味的に、あえてチープにしたのかもしれない。

・移動しながらの芝居が少ないせいか、ロケ地は広大でも空間の広がりがほとんど感じられない。

・戦乱の世なのに、人々が虐げられているようすがまったく伝わってこない。大がかりな合戦シーン(『ロード・オブ・ザ・リング』で使ったソフトで作ったらしい)などはあるものの、用意された戦場で、侍同士が勝手にやってるような絵づら。戦禍を被る側の描写がほとんどないので、どろろの両親のくだりなども、今ひとつピンとこない。

えーと、ちょっと以下はネタバレというものになるかもしれないので、ご注意。


・寿海は医者じゃなくて呪い師(?)らしい。百鬼丸のそれぞれのパーツは木や焼き物ではないので、百鬼丸が死に物狂いで動けるようになるというくだりがない。

・百鬼丸の武器が腕の刀のみ。

・どろろは親の仇として醍醐景光の一族郎党を怨んでる設定になっていて、わかりやすくはあるけれど、スケールが小さくなっている。

・「おかゆ」のシーンがないのが個人的に残念。原作ではたった1ページ分のエピソードだが、読者にはおそらく一番印象に残るところ。

・燃えた寺におにぎりを持ってくることができた夫婦がいたが、どういうことなのか説明不足。
そのあとでどろろがおにぎり投げちゃうのも引いた。怒りの大きさを表したいのなら、違う形でやってほしかった(映画の中で食べ物を粗末に扱うなと言ってるわけじゃなくて、あくまでもどろろというキャラクターの行動として腑に落ちないということ)。原作には、裕福な侍の奥方がどろろにめぐんだ饅頭を、どろろの父が投げ返すシーンはあるけれど、あれとは意味合いが違う。

・最後にスクリーンに出る文字を見るかぎり、2を作る気満々のようだった…。
  1. 2007/02/06(火) 11:41:02|
  2. 映画/テレビ
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