針穴日記

見たり聞いたり思ったりしたことなどをちらほらと。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

炎の門

200万人のペルシア軍を迎え撃つは、スパルタの精鋭300人。というテルモピュライの攻防を描く映画『300』の日本公開が決まったようで、日本の公式サイトがオープン。本家のものよりかっこいいです。(でも本家サイトのトップで、スパルタの盾にズバズバーっと弓矢が突き刺さるロード画面も捨て難い。)
『シンシティ』のフランク・ミラーのコミックが原作です。
タイトルの読みは、てっきり『さんびゃく』になるのかと思ってたら、どうやらちゃんと『スリーハンドレッド』と読ませるらしい。
予告編が気合入ってて燃えますねえ。

そういえば『ラストサムライ』の中で、トム・クルーズが渡辺謙にこのテルモピュライのエピソードを話すくだりがありましたっけ。

そして、去年この映画のことを知ってから、予習のつもりで読んだ小説がこちら。
炎の門―小説テルモピュライの戦い 炎の門―小説テルモピュライの戦い
スティーヴン プレスフィールド (2000/09)
文藝春秋
この商品の詳細を見る

現在絶版らしいんですが、この機会にぜひ再販してください文春さん。じつは『300』とは別に、この本を原作にした実写映画化の予定があったらしいんですが、そちらのニュースは聞きませんね。立ち消えになったのかな?

自分の国を持てない者は実体のない影であり抜け殻でしかない、という考え方には、あまり共感できなかったけれど、物語全体に漂う巨大なエネルギーには圧倒されます。スパルタ兵の訓練の凄まじさ、実戦の惨たらしい迫力もさることながら、主人公の心理描写もしっかりしていて、娯楽作としてもおすすめの一冊。

恐怖に対する問答が何度か出てきます。戦場では誰でも恐怖に襲われる。いかにして恐怖を克服するのか。おびえて尻込みをし、不名誉な行いをすることを恐れて勇敢な行動をするのは、すなわち「不名誉」という恐怖に過ぎない。それは真の勇気ではない、というくだりがあります。
300人の兵はスパルタ軍から選ばれた精鋭ですが、その人選はいかなる基準のものだったのか。それが明かされる最後の章では、大いに考えさせられました。

ところで、スパルタ軍の盾には『λ(ラムダ)』が描かれていて、相対する敵は、整然と並んだその盾を見ただけで震え上がったんだそうです。
というわけで、『300』版のこんなレプリカを発見。買いはしないけど、ちょっと欲しくなりました。
右手に槍、左手に盾を持ち、隙間なく盾を整然と並べるスパルタの陣形では、隣の兵士の盾に自分の半身が守られます。スパルタの盾は自分自身を守るためのものではなく、隣にいる兵士を守るためのものなんですね。
  1. 2007/01/31(水) 03:25:20|
  2. 読書
  3. | コメント:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。