針穴日記

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飛ぶ教室

飛ぶ教室 飛ぶ教室
ケストナー (2006/09/07)
光文社
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「いま、息をしている言葉で。」というキャッチコピーの、光文社の古典新訳シリーズの一冊。
文学全集が本屋さんの棚から消えてしまった今だからこその好企画。

ただ文学作品に関しては、やみくもに訳が新しければいいというものでもないので、以前からの訳に愛着のある人には馴染めないかもしれないし、それが子供のころに親しんだものならなおさらかもしれないですね。
最近では数社が一度に出した『星の王子さま』の新訳競争のときに、ちょっとした論争がおきたのも記憶に新しいところ。

『飛ぶ教室』は、岩波から出ていたケストナー全集に収録されていた高橋健二訳を子供の頃に一度、20歳を過ぎてからも一度読んでましたが、二回目のときに、ちょっと単語が古めかしいなという印象がありました。初版が1962年なのでしょうがないんですが、「ギムナジウム」は「高等中学」だし、子供たちが「くわばら、くわばら」なんて言うし。
ただ、新訳のほうで、最後の舞台稽古を「ゲネプロ」、「書き取り帳」を「ディクテーション・ノート」としたのは、これはこれでやりすぎなようにも思います。
個人的には「ですます調」は好きではないので、新訳のほうが楽に読めたけれど、うーん、やっぱり慣れ親しんだ高橋訳に軍配を上げちゃいます。
それから、文庫にはワルター・トリヤーのすばらしい挿し絵がない。これもかなり大きな違いに思えます。

というか偕成社やら国土社やら講談社文庫でも別の訳が出てたんですね。知らなかった。
  1. 2007/01/26(金) 06:56:38|
  2. 読書
  3. | コメント:0

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