針穴日記

見たり聞いたり思ったりしたことなどをちらほらと。

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天平の甍

平城京遷都1300年ということで、昨年あたりからテレビでもちょくちょく関連のドキュメンタリーやドラマをやっている。
4月にやっていた吉備真備を主人公にしたドラマ『大仏開眼』は、後半部分が駆け足だったけれど、なかなか楽しめた。道鏡が出ないのはびっくりだが、石原さとみ演ずる阿倍内親王がかわいかったし。

そんなこんなで、ふと映画の『天平の甍』を思い出した。
ずいぶん前にテレビでやったのを見たっきりだ。これは未だDVD化されていないようだ。
Youtubeに当時のテレビ放送を上げている人がいたので、久しぶりに見てみた。
月曜ロードショーの荻昌弘さんの解説付きで、ひじょうに懐かしい。


ということで原作も読んでみた。
天平の甍 (新潮文庫)天平の甍 (新潮文庫)
(1964/03)
井上 靖

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読んだのはこの文庫じゃなくて、昔の集英社の日本文学全集の一巻。

遣唐使として唐に渡った留学僧たちが、それなりの制限や監視はあったにせよ、わりと自由に動いているのが意外だった。唐で何をなすべきかを到着してから考えたり、唐の国内を托鉢して歩く者、日本に帰る船にすぐに乗船しようとする者もいれば、30年も唐に居つづける者もいる。現地の女性と夫婦になってしまう僧もいる。
何を学ぶのかは人それぞれというかんじで、仏の教えが根底にあるのと、その責任の重圧を除いてしまえば、学問の道に悩む主人公たちの姿は、現代の留学生とあまり変わらないのかもしれない。

そして主人公は鑑真和上を日本に招くことを目的に奔走するのだが、一筋縄ではいかない苦労が待っている。
遣唐使船は四隻出して一隻でも唐に着けばいいという考え方だったそうで、嵐に遭わず無事に着けるかどうか、日本に生還できるかどうかは運まかせ。

正確な経文を日本に伝えるため、写経を作ることだけに生涯を注ぎ、その経文ごと海に沈んでしまった僧が記憶に残る。
  1. 2010/06/20(日) 23:20:28|
  2. 読書
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