針穴日記

見たり聞いたり思ったりしたことなどをちらほらと。

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バグズ・ワールド

バグ

「200万匹のアリ VS 2000万匹のアリ」という、まるで『300』のようなコピーに笑ってしまいましたが、巨大なアリ塚を築いたシロアリを襲う自然の猛威、さらに進軍してくる黒い絨毯「サスライアリ」との死闘を描いたネイチャー・ドキュメンタリー…
ではなくて、
「ネイチャー・ドキュメント・ドラマ」だそうです。
まるで攻城戦を扱ったスペクタクル史劇のような「演出」によって、人の手で操作したストーリーが仕立てられているので、そのあたりで好き嫌いが分かれるかもしれません。

まあ普通の動物ドキュメンタリーものでも、カメラアングルとか編集で、なんとなくストーリー仕立てになってるものですが。(たとえば狐と熊の2ショットが一度あれば、あとはそれぞれの個体を別撮りして繋ぐだけで、わけありの旅をしている二匹みたいに見えてくるような。)

で、まあ攻めるサスライアリと城を守るシロアリ、おそらく攻め込まれるシロアリ側に肩入れして観る人のほうが多いでしょうし、そのほうがカタルシスも得られやすいと思うけれど、自分はサスライアリのほうに感情移入して見ましたね。巣を持たず、女王や幼虫もろとも群れごと大移動を続けるアリの集団って、なんだか無茶しすぎのようでかっこいいなーと。
でも、普通のアリのオスアリは、結婚飛行のときに交尾したら死んでしまうけれど、シロアリのオスはその後もずっと女王の側にいて、生涯交尾するためだけに生きているらしい。これは知らなかった。男にとってはうらやましいんだかなんだか、ちょっとよくわからない。

昔からNHKなどの自然ドキュメンタリーが好きで見ている人には、たとえば腹部が白子のように膨れて、もはや卵を産む機械のようになっているシロアリの女王の姿などは特に目新しくはないのですが、カメラがずいぶん進化して、クローズアップがきれいに撮れるようになったのを実感できます。

日本にも栗林慧さんのようなすばらしい昆虫写真家がいますし、昆虫の生態を写したDVDなども出ていますが、劇場用映画という規模にまではいきませんね。ちょっと残念。昨今の虫ブームを利用して、日本映画でこういうのを作ってみたらいいのに。日本だとサムライアリの奴隷狩りなんかを題材にしたらおもしろそう。

ところで、これは公開時期が悪い。本来なら昆虫好きな少年少女に向けて夏休みにやるべき映画です。しかも「文部科学省選定(家族向き)」とあるのに、字幕上映しかないっていうのも不親切。
実際、小学校低学年くらいの子がお母さんと一緒に観に来てたけど、難しい漢字まじりの字幕は理解できてなさそうでした。この手の映画は吹き替えにすべきだと、強く思います。

日本では『バグズ・ワールド』なんてタイトルだけど、フランスの映画。
原題は「La Citadelle assiegee」。わかんないから翻訳サイトで仏→英→日で訳してみると「包囲された城砦」という意味のようです。

公式サイトはこちら

蛇足ながら、今公開中の某大作映画にも、肉食グンタイアリの大群が出てきますが、あちらは娯楽映画なので、アリの歩く速度がとんでもなく速いし、凶悪なほど食べすぎw
  1. 2008/07/03(木) 19:02:50|
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