針穴日記

見たり聞いたり思ったりしたことなどをちらほらと。

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大友克洋GENGA展

きのうから「アーツ千代田3331」で開催中の大友克洋さんの原画展に行ってきた。

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カラーイラストやマンガ原稿など、3000枚以上の生原画を見られるチャンス。
目玉は『AKIRA』の全原稿展示室。
ほんとに全部の原稿が展示されてて、まさに圧巻。
ガラスのショーケースに7段に渡って原画が置かれていて、一番下の奥のほうを見ようとしたら、ほとんど這いつくばらないと見えないのだが、一枚一枚熱心に見ている人が多い。自然とからだを上下に動かしながら見ていくことになるので、相当な屈伸運動になったぞ。いや、それにしても眼福眼福。

今回の展示は、日時指定のチケットを買う必要があるので、会場内はそんなに混雑しない。ちゃんと見たいものをじっくり見れるので、チケットを買うのはちょっと面倒だけれど、いいシステムだと思う。

おもしろいのは、来場者がなんとなく『AKIRA』っぽかった。うまく言えないけど、なんだか尖がった感じの人が多かった。
外国人の姿もちらほらと見かけたし、そういえば、カタカナで腕に「マンガ」と書いたタトゥーを入れてる人もいた。

最後にお楽しみとして、『童夢』の円形にへこんだあの壁を再現したものと、金田のバイクのレプリカが置いてあって、ここだけ撮影OK(バイクに跨がれる)なのだが、並んでまで撮るのもたいへんなので、見るだけにしておいた。

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漫画は印刷を前提に描くものだから、ふだん生の原稿を目にする機会はほとんどないが、生原稿の迫力というものは、ちょっと説明がしにくい。こればかりは、見た人にしかわからないものだと思う。
もう30年以上前になるけれど、自分は一度だけ大友さんのお宅におじゃましたことがある。大友さんは別冊スターログ用の『DON QUIJOTE』を描いている最中で、その下書き原稿を見せていただいて大興奮したことを今でも鮮明に覚えている。
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  1. 2012/04/10(火) 23:36:57|
  2. 展覧会/博物館
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運慶展

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横浜の金沢文庫で開催中の『運慶 中世密教と鎌倉幕府』と題した展覧会へ出かける。
運慶の彫った仏像で現存するものはごく少なく、そのうち7点もが一堂に会するというのは滅多ないそうなので、いい機会なので散歩かたがた見学してきた。

帰りは隣接した称名寺をちょっと散策。池に赤い太鼓橋が架かっていて風情がある。

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金沢文庫駅は初めて行ったけれど、古い家がまばらに残った雰囲気のいい町並みで、駅前商店街もこじんまりした中にも活気があっていいかんじ。
  1. 2011/02/12(土) 16:19:42|
  2. 展覧会/博物館
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中西章原画展

国立市の「くにたち郷土文化館」というところで開催中の
『昆虫細密画に見るミクロの世界 ~中西章の原画から~』を見てきた。
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この人の絵は、学研の『昆虫の図解』とか、福音館の科学絵本などで見知っていたが、やはり原画は印刷物に比べると相当な迫力がある。科学的に正確なイラストなのに、見ているとなにかわくわくするような、どこか温かみのあるようなものに感じる。
展示は約200点ほど。会場には中西氏が資料にした昆虫標本や、仕事机や画材を再現したものなどもあった。

子供向けの図鑑類は絶版になるのがわりと早いので、展示されていた原画の載っている本がほしくても、今はほぼ入手困難。もったいない。

会場までの交通の便があまり良くないせいか、あるいは夏休みがもう終わるせいなのか、入館者が一人もおらず、自分一人だけでじっくり観覧できたのがうれしい。
ただし図録のたぐいが用意されてないのが残念だった。
代わりに6枚入りのポストカードセットを買う。RIMG0282.jpg

入館料は100円で中学生以下は無料。9月7日まで。
  1. 2010/08/30(月) 22:54:42|
  2. 展覧会/博物館
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あすなひろし原画展

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神田錦町の安田アートリンクまで『あすなひろし原画展』を観に行く。

あすなさんの描く繊細なタッチに憧れて、十代のころは単行本をよく買っていた。引越しを繰り返すうちに、一冊、二冊と所在がわからなくなってしまったのだが、今回、なつかしい漫画を、しかも原画で200枚も見ることができて、眼福だった。
ほとんどホワイトを使わない人として有名だけれど、ほんとうにきれいな原稿だった。
キャラの顔を書き直すために切り張りした跡が、そこだけ糊が浮いて原稿の色が変わっていたのが、かえって印象深い。

生前の机回りにあった漫画の道具なども展示されていて、そういう品々を見ていると、しんみりとしてしまう。

  1. 2010/07/13(火) 19:37:56|
  2. 展覧会/博物館
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ノーマン・ロックウェル展

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府中市美術館でやっていた『ノーマン・ロックウェル』の展覧会へ。
点数は35点ほどで、あまり規模は大きくない。
しかし知らない絵も数点あったし、リトグラフが多いと聞いていたけれど、原画もそれなりの点数があり、なかなか楽しかった。
この展覧会はちょっと変わった趣向をしていて、ロックウェルのイラストと、写真家のケヴィン・リヴォーリが撮った、現在のアメリカの日常風景の写真が並べて展示されていて、時代も手法も違えども、いわゆる「古き良きアメリカ」がけっして絵空事ではなく、今でも日常として残っているのだと思える仕組みになっている。

薄い図録が千円で売られていたが、中身は「サタデー・イブニング・ポスト」の有名なイラストばかりだったので、ちょっと不満。会場には広告用の油彩や未発表になった作品などもあったから、それらを優先して掲載してほしかった。
  1. 2010/07/10(土) 13:17:29|
  2. 展覧会/博物館
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ポンペイ展

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横浜美術館の『ポンペイ展』が今月13日までだったので、ぎりぎりにならないうちに行ってきた。
昼前に到着すると外に列があり入館制限中。平日なのに人気がある。あるいは単に時間帯が悪かったのか。
中に入ると、係員が「本日たいへん混雑しておりますので、順路どおりではなく空いてるところからご覧ください」と言っているのに、誰も彼もが順路をきっちり守っている。この生真面目さはちょっと不気味。

ポンペイの展示会は人気があるようで、今までもけっこう開催されているが、もちろん今回初めて日本に紹介される出土品なども出品されている。

当時の優雅な暮らしを伝えるさまざまな生活用品や装身具、神々の彫像、壁を飾るフレスコ画など、それぞれテーマ別に並べてあったが、展示のしかたはごく普通。なので漫然と眺めるだけでは、あまり生活感が伝わるようなものではない。こういうものは観る側の想像力に委ねられる。
とはいえ、本当にふつうに展示してあるだけなので、もうちょっと想像力の手助けになる展示方法を工夫してもいいんじゃないかとも思った。擬似的にでも一つの部屋を再現するとか。

そういう意味では、「ピサネッラ荘の高温浴室」の復元展示が一番おもしろかった。これは個人所有の浴室で、大理石の浴槽や鉛管、給湯槽は本物、それらの土台などを忠実に再現したもの。細かい技術は進んではいるけれど、給湯システム自体は今とそれほど変わりはないのだと実感できる。

その他、頭がオオヤマネコのグリフォンを象った台座、剣闘士の小像、焼き菓子を作るための型などが個人的に興味がわいた。

側面に小さな空気穴がいくつも開けてあるテキトウな形の薄汚れた壷があったので、なんだろうと思ったら、ヤマネの飼育器だそうだ。食用にするヤマネを飼育(肥育)させるための壷で、内側の周辺に何層かのでっぱりがあり、そこでヤマネが動き回れるような仕組みらしい。なかなか印象深かった。
  1. 2010/06/04(金) 16:05:54|
  2. 展覧会/博物館
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大・開港展

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横浜美術館で『大・開港展 徳川将軍家と幕末明治の美術』というのをやっていた。
横浜開港150周年の記念イベントの一環だそうだ。

徳川将軍家を中心とした江戸末期の美術調度品からはじまり、横浜開港のころの浮世絵や写真などがあり、明治以降の欧米と接して変化していった、あるいは伝統を守った絵画や装飾品、工芸品などがずらりと並ぶ。
変り種では、驚くほど精緻な寄木細工のライティング・ビューローなども展示されていた。

篤姫や和宮ゆかりの品々などもけっこう多くて、たぶんそれ目当てに入場する人も多かったんじゃないだろうか。小袖などはおととし上野の国立博物館でやっていた『大徳川展』に出品されていたものと同じみたいだった。

会期中に二回ほど展示替えがあったらしく、図録には載っているのに実物を拝めなかった作品がけっこうあった。

そのまま常設展に足をのばす。
横浜美術館に来たのは2度目だが、前は時間がなくて常設展のほうはパスしたので、今回初めて見た。
これは思っていたよりずっとよかった。
なにが展示されているのかまったく知らずに見たので、気分はほとんど福袋状態で
ダリの『幻想的風景』やマグリットの『王様の美術館』を見たときは感激した。
それとカロリュス=デュランの『立っている若い女』があったのも思いがけなかった。

朝から雨で肌寒かったせいか、人影はかなりまばら。展覧会もこのくらい空いているとゆっくり見られてうれしい。
  1. 2009/11/17(火) 22:05:25|
  2. 展覧会/博物館
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